最新の骨密度測定機を導入しています
当クリニックでは、骨粗しょう症(こつそしょうしょう)の早期発見と適切な治療に力を入れています。骨粗しょう症は、骨がもろくなり、ちょっとした転倒や衝撃でも骨折しやすくなる病気です。特に高齢の方や閉経後の女性に多く見られますが、早めに対策をすることで、骨折のリスクを大きく減らすことができます。
最新の骨密度測定機を導入
当院では、最新の骨密度測定機(DXA法)を導入しています。この機器は、腰椎や大腿骨など、骨折しやすい部位の骨密度を正確に測定できるため、骨粗しょう症の診断に非常に役立ちます。検査は短時間で終わり、痛みもなく、安心して受けていただけます。
骨密度の測定結果は、数値としてわかりやすく表示されるため、現在の骨の状態や将来の骨折リスクを把握することができます。定期的な骨密度検査を受けることで、骨の健康状態をしっかり管理することが可能です。
骨粗しょう症の診断と治療の流れ
当クリニックでは、以下のような流れで骨粗しょう症の診断と治療を行っています。
- 01医師による問診・診察
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まずは医師が、生活習慣や既往歴、骨折の経験などを詳しくお伺いします。必要に応じて血液検査や尿検査を行い、骨代謝の状態も確認します。
- 02骨密度測定
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最新の骨密度測定機を使って、腰や太ももの骨の密度を調べます。検査は数分で終わり、結果はすぐに確認できます。
- 03治療方針のご説明
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検査結果に基づいて、医師がわかりやすくご説明します。骨密度が低い場合は、食事や運動の指導に加え、必要に応じて骨粗しょう症治療薬の処方を行います。
- 04継続的なフォローアップ
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治療後も定期的に骨密度を測定し、薬の効果や生活習慣の改善状況を確認します。骨の状態を長期的に見守ることで、骨折の予防につなげます。
骨粗しょう症の主な治療法
骨粗しょう症の治療は、薬による治療と生活習慣の改善を組み合わせて行います。当クリニックでは、患者さんの年齢や骨密度の状態、生活スタイルに合わせて、無理なく続けられる治療法をご提案しています。
薬による治療
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骨の減少を抑える薬(ビスホスホネート製剤など)
骨が壊れるのを防ぎ、骨密度の低下を食い止めます。飲み薬や点滴タイプがあります。
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骨をつくる力を高める薬(副甲状腺ホルモン製剤など)
骨の再生を促し、骨折のリスクを減らします。主に注射で使用されます。
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皮下注射による治療(デノスマブ・ロモソズマブなど)
より効果の高い治療を希望される方には、皮下注射タイプの骨粗しょう症治療薬もご案内しています。以下は代表的な注射薬です。
これらの注射薬は、飲み忘れの心配がなく、通院時に医師が直接投与するため、安心して治療を続けられます。特に骨密度が著しく低い方や、過去に骨折歴がある方には、注射治療が有効な選択肢となります。
生活習慣の改善
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カルシウム・ビタミンDの補給
骨の材料となる栄養素をしっかり摂ることが大切です。
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バランスの良い食事と適度な運動
骨に刺激を与えることで、骨の強さを保ちます。
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転倒予防のための環境整備や運動指導
家の中の安全対策や、筋力・バランスを高める運動も重要です。
骨粗しょう症は「予防」が大切です
骨粗しょう症は、症状が出にくいため気づかないうちに進行してしまうことがあります。骨折して初めて気づくケースも少なくありません。だからこそ、定期的な骨密度検査と、早めの治療がとても重要です。
特に以下のような方は、骨密度のチェックをおすすめします。
- 50歳以上の女性
- 骨折の経験がある方
- 家族に骨粗しょう症の方がいる
- やせ型で運動習慣が少ない方
- 喫煙・過度な飲酒をされる方
地域の皆さまの骨の健康を守るために
当クリニックでは、地域の皆さまがいつまでも元気に歩き続けられるよう、骨粗しょう症の予防と治療に力を入れています。最新の骨密度測定機を活用した精密な検査と、一人ひとりに合わせた治療プランで、骨折のリスクを減らし、安心して日常生活を送れるようサポートいたします。
骨粗しょう症が気になる方、検査を受けてみたい方は、どうぞお気軽にご相談ください。

