『エコーによる運動器診療』
に力を入れております
当院では、整形外科の診療において超音波検査(エコー)を中心とした診療を専門的に行っています。クリニック名にもある通り、私たちは「エコーによる運動器診療」に力を入れており、筋肉・関節・靭帯・腱などの運動機能に関わる組織を、リアルタイムで正確に評価することが可能です。
エコー検査は、体に負担をかけず、痛みもなく、放射線も使用しない安全な検査方法です。そのため、小さなお子様からご高齢の方まで、安心して受けていただけます。また、繰り返しの検査にも適しており、治療の経過観察やリハビリの効果判定にも非常に有効です。
当院では、診察中にエコーを活用することで、患者さんの「今の状態」をその場で確認しながら、より的確な診断と治療方針の提案が可能になります。肩や膝の痛み、腱鞘炎、ばね指、スポーツ障害など、幅広い整形外科疾患に対応しています。
超音波エコー検査とは?
エコー検査とは、超音波を使って体の内部を画像として映し出す検査です。整形外科では、以下のような部位や症状の診断に役立ちます。
- 肩や膝の痛み
- 腱や靭帯の損傷
- 筋肉の炎症や断裂
- 関節の腫れや水のたまり
- 手足のしびれや違和感
レントゲンとの違い
整形外科ではレントゲン検査もよく使われますが、レントゲンでは骨の状態しか分かりません。一方、エコーでは筋肉・腱・靭帯などの軟部組織を詳しく見ることができます。そのため、骨折以外の痛みや違和感の原因を探る際に、非常に有効です。
エコーを使った診察の流れ
エコー検査は、診察室でその場で行えるため、スムーズに診断が進みます。患者さんの不安を減らし、より的確な治療につなげることができます。
- 01医師が問診と触診を行います
- 02必要に応じてエコー検査を実施します
- 03画面を見ながら、痛みの原因や状態を説明します
- 04治療方針を一緒に考えます
リハビリや注射にも活用
当院では、エコーガイド下での注射治療も行っています。痛みのある部位を正確に確認しながら注射を行うことで、より効果的な治療が可能です。また、リハビリの際にも、筋肉や腱の動きを確認しながら進めることができます。
安心・安全な診療を目指して
エコーを活用することで、患者さんの体に負担をかけず、より正確で丁寧な診療を行うことができます。小さなお子様からご高齢の方まで、安心して受けていただける検査です。
エコーを使った小手術も行っています
当院では、エコー(超音波)を使った小手術や処置も専門的に行っています。これは「超音波ガイド下処置」と呼ばれる方法で、エコーで患部をリアルタイムに確認しながら、正確に針や器具を操作する技術です。
たとえば、以下のような症状や疾患に対して行われます。
- 肩や肘の石灰沈着に対する石灰除去術
- 切らないばね指治療
- テニス肘やゴルフ肘、足底腱膜炎へのTenex治療
- サイレントマニュピレーション
これらの処置は、局所麻酔で行える低侵襲な治療であり、入院の必要もなく、外来で受けていただけます。エコーを使うことで、患部を正確に捉えながら処置できるため、安全性が高く、治療効果も期待できます。
正確な治療で早期回復をサポート
従来の「感覚に頼った注射」ではなく、エコーで確認しながら行うことで、痛みの原因部位にピンポイントでアプローチできます。これにより、薬剤の効果が高まり、早期の症状改善や回復が期待できます。
また、患者さん自身もエコー画面を見ながら説明を受けることで、納得感のある治療を受けられるのも大きなメリットです。

