シックスパックとは
手のリハビリテーションにおいて用いられる「シックスパック」とは、6種類の基本的な手指運動を組み合わせたトレーニング法です。手指の柔軟性・筋力・協調性をバランスよく回復させることを目的としており、整形外科や理学療法の現場で広く活用されています。
シックスパックの6つの基本動作
- パー(指の伸展) 指を大きく開く動作。伸筋群の活性化と関節可動域の改善に役立つ。
- テーブルトップ(指の付け根を曲げる) 指の基節関節を曲げ、第二関節以降を伸ばす動作。器用さや細かい操作性を高める。
- フック(指の第二関節を曲げる) 物を引っ掛けるような形。日常生活での持ち上げ動作に直結。
グー(握りこみ) 手をしっかり握りこむ動作。握力や屈筋群の強化に有効。
- 開排(指の内転・外転) 指を閉じたり開いたりする運動。内在筋の強化に有効。
- つまみ 示指から小指までを母指と対立する動作

トレーニングの効果
手指の筋力回復
関節の柔軟性改善
神経と筋肉の協調性向上
日常生活動作(書字、食事、物の把持)の再獲得
実施のポイント
無理のない範囲で、毎日数回繰り返すことが重要。
痛みが強い場合は中止し、専門家に相談する。
動作を正しく行うことで、効率的なリハビリ効果が得られる。
理念:融合への挑戦
私たちのクリニックでは、理学療法と整形外科の「コラボレーション」を超え、次の段階である「融合」を目指しています。単なる連携ではなく、両分野の知識と技術を一体化させることで、患者さんに新たな価値を届けることが可能になります。医学的根拠に基づいた治療と、生活に寄り添うリハビリを融合させることで、より質の高い医療体験を提供し、患者さんの未来を支えることを理念としています。
この「融合」によって、手のリハビリは単なる機能回復にとどまらず、人生の質を高める新しい医療の形へと進化していきます。

